外壁塗装をする重要さとはどんなもの?
リフォームの一つとして採用されることが多い外壁塗装、見た目が悪くなってきた、という理由で依頼する人が多いように感じられますが、実際はもっと大事な役割をしているものです。そんな外壁塗装をする重要さ、機能性についてご紹介いたします。
外壁塗装はどんな機能がある?

多くの家の美観を保っている役割を果たしているのが外壁塗装、住宅街を見ると近年さまざまな塗装を施している家が見受けられ、マイホーム作りの時も何色の家にしよう?と考える時間は楽しいものです。
その美観の面を維持してくれる印象の強い外壁塗装ですが、実際は美観だけではなく、その塗料によってさまざまな機能性がつく、そんな外壁塗装の機能についてご紹介いたします。
こうした施工で使われている塗料にはさまざまな機能性があり、それは塗料によっても異なります。
そしてこれら塗料の共通点が外壁をコーティングして守るというところ、この外壁は家にとっても大事な部分、その要を守る部分を保護してくれる役割があります。
建物は日々紫外線や雨風などの外的環境に晒されて、台風や地震のような予期できない自然現象で想像以上のダメージを受けています。
それが一見見えないのでなかなか外壁塗装を意識できないのですが、よく見ると外壁塗装を怠っている場合はヒビ割れや雨漏りなどの影響がでているところもあります。
もともと塗装で得られるメリットは美観以外に耐久性向上、断熱・遮熱、防汚、この耐久性の部分が特に大事で、家を守り安全な住まいを作るためには必須の条件、それに大きく貢献しているのが外壁塗装となっています。
また断熱や遮熱は外気温により影響を受ける室温の上昇、低下を軽減させてくれる役割、いまエアコンの普及でそれによって温度が保たれているように感じますが、本当はここに外壁の役割も大きく含まれています。
外壁の材料自体に断熱、遮熱の効果がでるものが含まれている場合もありますが、それがない場合は塗料で補う事も可能。外壁塗装の時に同時に依頼する人も多く、その機能を十分に果たしてくれる塗料は多くの業者が用意しています。
そして防汚、古い家屋にありがちな美観の劣化、これをできるだけ防いでくれる効果があります。
多くの方が考えている塗装のメリットである美観、これを保つためにもこの防汚性というのは必要、寿命はありますが、美しい美観を長く楽しむために大事な機能です。
こうした役割を果たしている外壁塗装は、塗料によって異なりますが寿命があります。
寿命が短いとされるアクリル塗料ではなく、近年もっと寿命が長くコストもいいシリコン塗料が普及し、大体10年程度の寿命を得ることが出来ている外壁塗装、しかし家自体非常に寿命が長いもの、住んでいる内に段々と外壁の塗装は剥がれていってしまうものです。
少し汚れてきたかな、と感じた時には施工依頼がおすすめ、先延ばしにするのはあまりおすすめできず、汚れを感じ始めたらすぐに現地調査や施工見積りを考えるのをおすすめいたします。
それによって建物自体の寿命が延びるもの、大事なマイホームを長く保たせるためにも外壁塗装は適切な時期に行う必要があります。
外壁塗装をしなかった場合のさまざまなトラブル

中には外壁塗装をする必要はない、と判断する人もいますが、もしその場合は建物自体の寿命に関わってしまいます。
コストもかかるし、いまはまだ外壁塗装をする必要がない、と感じている方も考え直すようなトラブルの可能性がありますので、このしないリスクについてご紹介いたします。
まず建物自体の劣化が進むというところ、思っているように外的環境でダメージを受けている建物は劣化として変色や退色、ひび割れ、白亜化、塗膜のはがれや膨れ、コケカビの繁殖、錆の発生などがあります。
こうした劣化はたとえば手すりの耐久度が低下して突然の破損を引き起こしたり、またカビについては人体に影響がある場合も、呼吸器系の疾患を起こす可能性もあるので要注意です。
危険、体調不良の原因も引き起こす可能性がある上に、建物自体の劣化に繋がるので、これらを防ぐ外装塗装はそれだけでも十分な役割を果たしているといえます。
次に雨漏り、外壁塗装は屋根も含まれており、屋根の塗装が駄目になってしまった場合におこるのが雨漏りです。
この場合、家の中に浸水してしまうだけではなく、建物の内部の劣化に繋がります。
水の腐食の力というのは木材だけではなく金属にも十分起こるもの、それが長い期間となってくると確実に家の大事な支柱にまで影響を及ぼしてしまいます。
板金の劣化、外壁のヒビ割れ、排水溝の劣化、支柱の劣化……これらは安全な住まいを守るためにも重要視していかなければならない問題達ばかりです。
けれど騙し騙しいってしまい、そのうち工事をしてもらえばいいと考える人も多いもの、いずれしてもらうから、という理由で先延ばしにしているのも本来あまりよくないことなのです。
こうした施工はまず環境を整える必要があり、現地調査も必ずおこなわれます。
そしてその時に外壁塗装を怠った分の劣化部分を発見すると、その部分の補修の必要が出てくるのです。
そうするともっと早くしておけば外壁塗装のみだった工賃も、他の補修や洗浄、場合によってはシロアリなどの害虫駆除の必要が出てくるので、その分の工賃も加算されていきます。
その結果思っていたよりもコストがかかることも、そうなる前にまだコストを抑えてできるリフォームである外壁塗装のみをしておきたいところです。
外壁塗装の寿命は塗料によって異なりますが、そろそろ塗装して10年程度経つ、そんなときは一度調査をおすすめいたします。
案外劣化は見つかるもの、それが見つかるのが早ければ早い程にコストを抑えてリフォームが可能なので、早期発見を意識していくのが大切です。
塗料によって違う性質や耐久性

では外壁塗装をする場合、どういう塗料を選べばいいのか?多くの方が色で選びがちですが、そこにはさまざまな機能が含まれていますので、そこも重視して選んでいきたいところです。
いま良く選ばれているシリコン塗料は外壁塗装で求められている撥水性、防汚性、耐熱性などの基準を標準的な数値でクリアしており、またコストも低く10年という従来のアクリル塗料に比べて長い寿命を得ているというポイントもあります。
この更に上位互換としていまラジカル制御形塗料というものが使用されているところも出てきており、この二つが今メジャーな塗料として利用されているので、特にこだわりがない場合は標準的な性能がありコストも低い、また広く使われているので色数も多いためここから選ぶ方が多いです。
長寿命で塗り替えをできるだけ減らしたいと考えている場合は無機塗料、これは陶器やガラスにも使われている塗料となっており、最長20年もの寿命を誇るものとなっています。
塗料を選ぶ時は耐候性、高光沢性、防カビ性などさまざまな機能面も見て選ぶもの、しかしこれは地域や環境によって異なるものです。
しかしその違いに対応できる種類の塗料もあるもの、その中から最も適切な塗料を選ぶのをおすすめいたします。
また相談は業者に現地調査にきてもらった際に可能、その時にきちんと要望を伝え、そこにプロ目線のアドバイスも受けながら、最も適切な塗料を選ぶと上手くいきやすいです。
美観は勿論機能性も、両方大事にしたいのが外壁塗装です。